適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2011/11/29

風を撮る

風にたなびくススキの穂を撮ろうと思ったらスローシャッターを切るのが定番ですが、天気が良いといくら低感度で絞り込んでもせいぜい1/15位まででそれより遅いシャッターは切れません。
そこで連写合成したらどうなるかやってみました。
合成ソフトはLightenComposite。もともと星の写真合成用のソフトです。
①元画像 これを風の吹くのを待って連続32連写しました。
普通にLightenCompositeで合成すると
② LightenCompositeで合成
こんな感じで、ススキの穂は勢いよく暴れまくります。
また、このソフトは明るい部分を残すように合成するので、空に被った部分は動いていると消えてしまいます。
そこで
③ 元画像をネガ反転してから合成
ネガ反転したことで暗い部分が残る合成になりましたが、ススキの穂はどこにあるのかわかりません。また写真と言うより油絵みたいになってしまいました。

②の方が風の表現としてはまだ良いように思えます。
次に②と③を合成するとどうなるでしょう。

②+③で通常合成&HDRをかけてみました
元画像からはかなりかけ離れた絵になりました。
良いか悪いかは別問題としてこれはこれで面白いんじゃないでしょうか。

あまり手を加えず単純にLightenCompositeで合成したものをいくつか紹介します。
同じススキの穂を別アングルで。合成枚数を減らしたもの。(ネガ反転してから合成)
青空にコナラの紅葉(通常合成)
雑木林(通常合成)
スローシャッターとはかなり違った風の表現です。

2011/11/28

11/28 霜

いよいよ冬近しです。
いまはちょっと控えめな霜。
これからギンギンに寒い時の霜はもっとすごく育ちます。




これは今年の1月4日撮影。

2011/11/26

ウラギンシジミ (11/23)

弱々しく飛ぶウラギンシジミを発見。しばしひなたぼっこの図。
近寄ってももう逃げる気力もなさそうでした。


寒さに負けず生きろよ。と声を掛けたくなりました。

ミヤマカラスシジミの卵 (11/23)

ミヤマカラスシジミは卵で越冬します。
夏場に成虫をよく見かけた辺りのクロウメモドキを手当たり次第に探します。
クロウメモドキの葉っぱも落ちてなくなった頃なので、人の背の高さ位の場所を探せば比較的楽に探せます。
改造マクロに1.4Xテレプラス付ですが、屋外撮影なので、風が少しでも吹くとピントが合いません。
何枚かシャッターを切ってやっと撮れましたが、ピントがちょっと甘めです。

卵の大きさは1ミリあるかないか。 私のパソコンでは約35ミリに表示してますから約35倍になっている勘定です。

2011/11/20

11/20 里山公園 晩秋

いよいよ秋も終わりに近づきました。
葉っぱは風に吹かれてどんどん落ちていきます。



北駐車場付近(HDR)

コナラの大木の下よりフィッシュアイズームで
モンキチョウの卵はこんな感じに色が付いてました。 改造マクロ f16 ISO400 トリミングあり

オオイヌノフグリは季節に関係なく日だまりで咲いています。 
50mmマクロ+ライフサイズコンバーター+1.4X Teleplus
冬でも青々した草の葉にはアブラムシなんかがいてそれを食べるナナホシテントウも活動しています。
50mmマクロ+ライフサイズコンバーター+1.4X Teleplus
日が差していた時には飛び回っていたスジボソヤマキ。落ち葉の下に隠れるようにとまっています。
こんな感じで越冬するのでしょうか。
今日見かけたチョウは、モンキチョウ、キタキチョウ、スジボソヤマキチョウ、ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、テングチョウ、キタテハでした。
モンキとキチョウ以外は意外とすばしっこく飛んでいて、なかなか撮らせてもらえませんでした。
越冬組は暖かい日には出てくるでしょうが、生き残り組はいつまで見ることが出来るでしょうか。

2011/11/16

11/16 絞り開放でボケを楽しむ

普段はf8ぐらいに絞ってビシッと撮るのが好きなんですが、たまにはピント合わせの練習がてらに開放で撮ってみます。
被写界深度が浅くなるので、中途半端なピント合わせだと、主題までもがピンぼけになって、結構難しかったりします。
Ultron40mm f2.0 後ろの光点ボケがきれいです

Ultron40mm f2.0 一輪の花のしべにピントを合わせてみる。

Ultron40mm f2.0 ソフトフォーカスのような感じに
Ultron40mmの開放F値は2.0です。近接撮影では開放だとかなりボケます。
そしてボケの柔らかさが好きです。

Apo-Lanthar90mm f3.5 けっして明るいレンズではありませんがきれいにボケます。

Apo-Lanthar90mm+1.4XTeleplus f4.5 テレプラスを付けると開放でf4.5になります。
アポランターは開放でもピントの合っている部分はシャープで、ボケ味も良い感じになります。
ただし、ピントはシビアでちょっとでもずれると見られない写真になってしまいます。

EF70-200mmF4の200mmで開放。さすがに200mmで1.2mの距離だとバックはきれいなグラデーションになります。

2011/11/13

11/13 里山公園

久々に天気の良い休日になりました。
いつになくノンビリと公園ですごしました。
秋色はいよいよ濃くなってきましたが、もう少し紅葉を楽しめるでしょうか。
北入口駐車場付近(HDR)

常念岳方面を望む(HDR)

古民家施設付近(HDR)

飛翔写真も久々。結構良い感じで撮れました。
キチョウの卍飛行

これもキチョウ 空に虹状に出ているのはレンズのフレアでしょうか、それとも本物?フレアです。

モンキチョウの卍飛行 雌は雄のフェロモンに惹かれてついて行ってしまいます。

ツマグロヒョウモンの雌 朝晩寒くなってきましたがまだ生きています。
 ☆
今日の主役はモンキチョウとキチョウ(キタキチョウ)でした。

モンキチョウのメスはそこかしこで、産卵中です。
産卵中のモンキチョウ

この草には結構たくさん産んであります。 撮影中気が付きませんでしたが卵の近くにシジミチョウの幼虫がいます。

改造マクロで卵のアップ。 
モンキチョウはたしか蛹で越冬するはず。今生み付けられた卵はどうなるんでしょうか。

2011/11/06

11/6 雨の休日

雨が降ってました、一日中。
こんな日は撮影散歩もできず、子供達の相手をしています。
思い思いにみんな遊び出すと、こちらもすることがありません。

庭からキクの花を一輪摘んできて無影撮影の練習でも。
結局カメラをいじっている自分でした。
EF-50mmCompactMacro 0.7s f22 ISO200
葉っぱを撮るのと同じ要領ですが、花は立体なので被写界深度に気を付けます。
また露出のオートは当てにならないので、プレビューしながらプラス・マイナスします。
そうすると面白いほどうまく撮れてしまいます。なお、三脚は必須です。




ついでに花粉撮影に挑戦してみました。
ファーブルミニ+改造マクロで撮影
改造マクロにテレプラスや接写リングをつなげても小さくしか写らないので、ファーブルミニ(20倍の小型実体顕微鏡)の画像をコリメート撮影。(顕微鏡の接眼レンズに改造マクロの先端を合わせて、さらにピントを合わせます。)
この方法だと、画面で表示される大きさは相対的に100倍程度になると思われますが、花粉は丸いつぶつぶにしか写りません。キクの花粉はイガイガっぽく突起があるはずなのですが、そこまでは写らないのです。これ以上の倍率はカメラ用のレンズだけでは無理のようです。
この先は、もはやミクロ領域の別世界になるのでしょう。

2011/11/04

11/4 スーパーマクロ 複眼を撮る

昨日、アザミの花に来ているアブを見ていたらじーっと蜜を吸っていて花から離れません。
離れたと思ったらまた来ています。
改造マクロを持ち歩いていたので無性に複眼のシマシマ模様が撮りたくなりました。
こいつの複眼がターゲットです。Ultron40mm+1.4X Tele-plus
Ultron40mm+1.4XTele-plus では複眼のシマシマは撮れません。ここまでです。

複眼をとるにはやはりスーパーマクロ、改造ズームの出番です。
今日はテレプラス、接写リングは未使用。ピントの合わせ具合が難しいですね。 57mm付近 1/90 f8.0 ISO800
もともと35-70mmズームですが、前玉を外しているのでピント調整はありません。(無くなった)
ズームリングで調節するか、カメラを前後してピントを合わせます。
やっと満足のいく写真になりました。 1/45 f16 ISO800 トリミングしています。
トリミングをしているので、相対的にさらに拡大したかたちになっていますが、これだけ写っていれば良しとしましょう。
ところでアブの触角って2段階になっているんですね。太いところから細いのが出ています。興味も無かったので知りませんでした。
白い丸い粒はアザミの花粉です。

曇りの天気でしたが、補助光なしでも撮れます。

2011/11/03

11/3 里山通信

里山はきれいに色づいてきました。
もうじき冬かと思うと何か寂しくなってきます。
公園も秋色一色(HDR)
柿の木をバックにモンキチョウ(Eastern pllae clouded yellow)のメス
キチョウ(Common grass yellow)
他にもヒメアカタテハ・キタテハ・ルリタテハ・スジボソヤマキ・ヤマトシジミなどいましたが
日が陰ったとたんに雲隠れしてしまいました。
この時期、チョウ達は天候には敏感なようです。

ウスタビガ(ピンぼけ失礼)  Rhodinia fugax fugax 
茶色くて少し大きめの元気なやつがポプラの木の辺りで飛んでいました。
初めはツマグロヒョウモンかと思っていましたが、どうも飛び方が違うし、ポプラの木に固執する理由がないので、なんだろうと思い、飛んでる写真を撮ってみたらこれがウスタビガだったのです。 
この蛾は夜行性だと思ってましたが、昼間も飛び回るんですね。 

 これは日本の色です。(Japanese maple)

日が傾くのも早くなってきました。