これは引伸用レンズです。
引伸用レンズがマクロレンズ代わりに使えることは前々から知っていましたが、
印画紙を焼く事などいまだかつてないので、レンズなど持っていません。
興味はありましたが、手を出すことはありませんでした。安くはないし。
しかし、今回ジャンクレンズを入手したので、EOSに組み込んでみました。
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先端の細い部分がレンズ。後はアダプターとエクステンションチューブ。 |
構成はEOSボディ-→エクステンションチューブ→Pマウントアダプタ→M42-M39AD変換→レンズ
こんな感じです。
要は大半の引伸しレンズはライカスクリューマウントなのでアダプターをかましてカメラに付けちゃえばいいのです。
注意しなければならないのは、レンズにピントリングがないので、ピントの合う距離はエクステンションチューブの長さで決め、カメラの方を動かしてピントを合わせなければいけません。
さて、写りはどうかというと
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上記の構成にテレプレス1.4Xを追加 等倍近くまでアップ |
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ナナホシテントウ 多分F5.6ぐらい |
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フクジュソウ 絞り開放 |
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アダプターのみだとこの画角になります。 絞り開放 |
ボケ味はともかく、写りはクリアでかなりの解像度です。撮影距離は前玉外し改造マクロより格段に長くなります。
自由に画角を決めたい場合には、ヘリコイドリングかベローズが必要です。エクステンションチューブを長くすればより高倍率になるはずです。
プリセット絞りなので、絞り優先オートで撮影できます。しかしEXIFデータはF0.0、焦点距離はなぜか50mmになってしまいます。
何枚も設定を変えて撮っていると絞りをいくつにしたか忘れてしまいます。
ところで、今年は去年に比べて1週間ほど梅の開花が遅いですね。
しかし、確実に春はもうそこまで来ています。
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つぼみもかなり大きくなりました。開花も間近です |
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これも引伸しレンズで絞り開放 |