適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2014/01/28

なんちゃって深度合成 作品3枚(1/28)

調子に乗って「なんちゃって深度合成」を3枚作ってみた。
真剣にピントを合わせなくても10枚も撮れば、その中に後ピン、前ピンの2枚位はあるわけで、そんな2枚を合成したのがこれ。
アカシジミ
ミズイロオナガシジミ
クロミドリシジミ
撮影は カラースコパー20mmF3.5をリバース+EXT.Tube36mm LED照明で、
ISO400,f8,1/125 スポット測光で-3補正、倍率は5.6倍。
ノートリミングで横5184ピクセル→1126ピクセルに縮小。

一応卵全体にピントがあったような写真が簡単にできます。
難易度の高いのはトゲトゲが細かなクロミドリでしょう。



2014/01/27

なんちゃって深度合成(1/27)

 最近アップしている写真は絞りf8が多いのにお気づきでしょうか。
絞り込んで被写界深度を深くするよりf8位が解像度がいいことに気が付いたからです。
実は前々からわかっていたのですが、少しでもピントを合わせようとして絞っていたのが
いけなかった。
でもさすがにf8は被写界深度は浅いので、卵全体にピントを合わせることは無理。

てなことで
今日の写真は「なんちゃって深度合成」写真です。


「なんちゃって」なので深度合成用ソフトなんて使いません。
Photoshopで「深度合成」です。
レイヤーが使える画像ソフトならなんでもOKです。私のPhotoshopはエレメンツ6(WIN)です。
フルバージョンのPhotoshopなんていりません。
(最新のフルバージョンだと正式に深度合成をサポートしているらしい)
 さて普段撮影するときに、何枚か連続で撮るのが習慣になっていますが、大抵、ほとんど、間違いなく何枚かはピントがずれてます。f8ならなおさらですね。
このピントがずれた写真を使うのが「なんちゃって」です。

                    ☆
ピントチェックしていると後ピン、中ピン、前ピンの写真がうまいことありました。
どれも普通ならボツにする写真です。
後ピン
中ピン
前ピン
やり方は簡単。ここでは説明用に切だし画像を使ってます。
1.Photoshopで3枚の写真を開きます。後ピンの写真をベースにします。
2.中ピンの写真を開き、コピーして1.の画像に貼りつけます。
3.新しいレイヤーに貼りつくのでこのレイヤーを半透明にして位置が合うように動かします。
1.〜3.
4.
4.位置が決まったら半透明を戻して、レイヤー表示をON-OFFしながらピントの合っていない部分を消しゴムで消していきます。これで後〜中までピントの合った写真になります。
4.の中ピン写真のレイヤーだけ表示するとこんな感じ
5.前ピン写真もいらない所を消すとこんな感じ
5.前ピンの写真も3.〜4.と同じことをします。
6.できあがり
6.最後にレイヤーを結合して1つにすれば完成です。

注意点は
・位置合わせだけはかなりシビアにしておいた方がいいでしょう。
・撮影アングルが極端に違うと位置が合わないので無理です。
・消しゴムはエッジがぼけたやつで細かなところは気にしないで消していきます。
出来上がった「なんちゃって深度合成」写真
所要時間30分。なかなかいい感じに仕上がりました。
いらないところを消す手法は飛翔写真の合成とか応用が利きます。



2014/01/26

スーパーマクロ用LEDライト フィールド試写(1/26)

またしても卵ネタで失礼。冬場はご勘弁願います。
さて、卓上撮影では高倍率撮影ができるようになったのも自作LEDライトのおかげですが、フィールドで使えなければ意味がありません。
改良を重ねてほぼ使えそうなものになってきたので、本日は野外で試写です。
使ったユニットは・・・
レンズリバース+LEDライト(リング型からはかなり形が変わりました。これが威力を発揮します)
カラースコパー20mmをリバースしてエクステンションチューブ36mmを追加。
これに自作LEDライトを先端に装着。これで物差しを撮ると・・・
一目盛りが1mm
横幅4mmが写っているので、22.3/4で約5.6倍になります。

今日は天気も悪く、腰も痛いのであまり歩く気はなく、駐車場近辺のコナラを見てみました。
ミズイロオナガシジミ
ウラゴマダラシジミ
予想以上に良い写りです。
さらに今シーズン初のダイセンシジミを見つけた所でトラブル発生。
林の中で枝にコードを引っ掛けてライトの接続部分が撮れてしまいました。
6個のLEDの内3個が点灯しません。さらに追い打ちをかけるかのようにリバースレンズの
線まで接触不良でERR1発生。撮れなくなってしまいました。

しょうがなくリバースレンズはあきらめてスタックレンズに急遽交換。
90mm+40mmリバース。これでは倍率が低いのでエクステンションチューブ36mmを付けて
撮影したのがこれ。
90+40Rスタック ダイセンシジミ
意外にもこれが結構良い写りをしています。
拡大してもあまりノイズが目立ちません。
針状突起のディティールが以前より良く出ています。
ダイセンシジミの針状突起は細くて長いのが特徴ですが、この日は雨で濡れていたからでしょうか。妙に太く見えます。それに頂点の精孔付近はかなり短いのがわかります。

トリミングしてもこれだけ写るのなら高倍率で撮るのとどちらが良いかまた迷いそう。




2014/01/22

マクロに走る冬シーズン(1/22)

ブログアップからしばしご無沙汰しているわけですが、写真は撮りに行ってます。
たまに雲海を見たりする
今年は雪の降る日が多い
いつもの林がガスっぽかったりして
被写体が少ないのでつまらん風景撮ったりしています。
こんな寒い休日に里山を歩いている人などそういませんが、良く行き会うのがN氏。
フユエダシャクを見つけるのが主な目的のようで、この日も新たなるメスを見つけられていた。
名前を聞いたがわすれてしまった♀
私の方は越冬卵探しです。探索範囲をこのところ広げてやっと見つけたメスアカ第1号。
メスアカミドリシジミ越冬卵
フィールドではこんな所。
実はより高倍率で高画質の写真を目指して夜な夜な新たなる新兵器を模索中なのでした。

フィールドでの越冬卵撮影は前玉外しズームで約2倍での撮影に落ち着いていたんですが、
自作LEDライトがことのほか気に入りまして、更なる高倍率での撮影に挑戦しはじめたのです。
前玉外しは最大でも4倍撮影が限界です。
90mm+40mmリバースのスタックレンズは5倍が限界。ただし、新たにレンズを組み合わせれば話は別ですが、何本ものレンズを新規購入するのは現実的ではありません。
ここで再登場するのがリバースレンズです。
ウルトロン40mmではエクステンションチューブを併用しても3倍程度までですが、
カラースコパー20mmだと4倍から9倍まで撮れます。
さらにトキナーATX107だと10mmの時に15倍まで撮れるのです。
ただ、ワーキングディスタンスはレンズ先端から2cm以内で有効な照明ができなくて、撮れなかった訳です。
 今回自作LEDライトを改良して試作段階ですがなんとか見れる写真が撮れたので、とりあえずサワリだけ紹介します。
Ultron40mmR+Ext.T68mmで約3倍 ミズイロオナガシジミ
ここからカラースコパー20mmのリバースが調子が良かったので何枚か。
ColorScoper20mm+Ext.T68mmで約7倍 クロミドリシジミ
同じ設定で7倍 ミズイロオナガシジミ
同じく7倍 アイノミドリシジミ
クロミドリからアイノミドリまでは同倍率ノートリミング。
大きさを比べると違いが明らかにわかります。

ちなみに最大倍率のATX107リバース+エクステンションチューブ68mmでは、
15倍撮影のクロミドリ ファインダーからこの大きさで見えるのは圧巻です。
こうして見て行くと2倍撮影があまりにも小さく見えてしまいます。
大きく写せるのはいいのですが、まだ自作LEDライトは光量不足で改良の余地ありです。
現状で15倍撮影時はISO感度1600、f8、1/20という設定でノイズと手ブレ注意状態です。
現段階ではカラースコパー20mmリバース+エクステンションチューブ32mmで約5倍、
ISO感度400、f8、1/60という設定がベストです。
その画像はこちら。当然ノートリミングで画像処理なしです。
ColorScoper20mmR+Ext.T32mm ISO400,F8,1/60 倍率5倍 アカシジミ
さらなる高倍率、高画質をめざして。
なんたってネイチャーフォトの試験場ですから。



2014/01/05

越冬卵の大きさを測る その2 (1/5)

越冬卵の写真をまとめたので、直径も測ってみよう。
CADソフトに前回の卵写真を読み込んで、最大幅を直径とした円を描きます。
こんな感じ
種別にまとめると、
2個以上の場合は平均値です。
実際の直径は前回と同じように等倍画像で長さを測って比率で出しています。
(こんな事しなくても等倍画像で最大径のピクセル数を測れば計算で出ますが、
 ビジュアル的にこの方が面白いのでやっちゃいました。←ヒマか)
サンプリング数がまちまちで、かつ少ないので参考程度です。
ハヤシミドリは0.84mmという結果です。
という事は昨年12/8のウラジロミドリかと思われた越冬卵は0.867mmなので、
どうやらハヤシミドリだったようです。
ウラジロミドリはFavonius属のなかでは小さめということですので。

ついでに本日のハヤシミドリ越冬卵画像16個。これはまだ計測してません。
松本市内城山山系の3カ所目のカシワ林にて
産み付けられた環境によって擦れたり、汚れたりと随分姿が違うもんです。

                  おまけ

朝起きたら雪が舞っているではありませんか。
とっさに思いついたのが、雪の結晶写真。卵撮影用の撮影機材でうまく写ります。

前玉外し35-70zoom+EXT.T-20mm+LED-Light  透明な板の上に雪が落ちるようにするのがミソ



2014/01/03

A Happy New Year ! (1/3)

なぜヒメギフチョウの鱗粉なのか意味不明な年賀状だったりして


遅ればせながら「謹賀新年」「あけましておめでとう」"A Happy New Year !"。
今年もよろしくお願いします。

それでもって新年早々、越冬卵探しです。1/2はいつもの公園を離れて新春初巡回。
めんどくさいので1枚にまとめちゃいました
4時間辺りを回って撮ったのがこれ。まだありますがレイアウトの都合上24個。
1〜4がミズイロオナガ(場所により数に変化あり。ちなみに公園内は少ない)
5はアカシジミ(何処へ行っても例年より少ない。大丈夫か?)
6から8はアイノミドリ(伐採木にて)
10からはカシワ林にてほとんどがハヤシミドリのはず。(例年よりかなり多い)
23、24は他に比べて巨大。ひょっとしたらオオミドリかも。でも大きすぎる。アイノより大きいぞ。

ちなみに今回はすべて前玉外し35-70ズームにエクステンションチューブ20mmを
装着、70mm端に固定して撮影。倍率は約2倍(cmos上で)
ファイルは元画像から750×750ピクセルを切り出して50%縮小、それを1つにまとめて
さらに50%縮小。(ブログアップの都合上ファイルサイズを小さくしたかっただけ)
つまり大きさを比べられるということ。

まだまだ続くぞ、林の宝石探しは.....