飛んでいる蝶の写真を撮ること。
これほど難しい撮影はないだろうと去年の今頃は思ってました。
しかし、いろいろ撮っていると、そんなに難しいことではないように思えてきました。
今日は、極意というほどのものではありませんが、飛翔写真の撮り方の一例を紹介します。
ルリタテハ、ヒオドシチョウ、キベリタテハなどのタテハチョウ科の蝶たちはよく縄張りを張って
同じ場所に止まっていたりします。
そうしてその縄張りに入ってきたよそ者を追い払うように飛びたちます。
彼らにとってよそ者とは、チョウであったり、ハチであったり、人であったりします。中にはこちらへ寄ってくるチョウもいます。
こんな時は撮影のチャンスです。なにしろ向こうからこっちへ来てくれるのですから。
ほかのチョウを追いかけているときもチャンスです。
夢中で追いかけているときはこちらの動きに鈍感です。
そして、たいていの場合また元の場所へ戻ってきて止まります。
そう、何回もチャンスはあるということです。
ヒオドシチョウです。 |
縄張りに入ってきたルリタテハを追っかけ中です。距離が合わずボケてます。 |
カメラが追い付けず端っこに写ってしまいました。 |
ルリタテハ あまりしつこく追うと梢の高いところへ行ってしまいます。 |
タテハチョウは飛ぶスピードが速く、なかなか追いつけません。これがクリアできたら良い写真が撮れるでしょう。
こんなことを書いていながら、なかなかまともな写真は撮れない私です。
ちなみにレンズは広角、絞りF8、SS=1/1000以上が理想で置きピン、ノーファインダー撮影となります。