今日はその総括です。
何を撮っているのかというと、
ゼフィルスは卵で越冬するのですが、これがその卵。直径1ミリ程度の大きさしかありません。
これは、肉眼で見ても何の卵かわかりません。
そこでスーパーマクロの出番となります。
キャノンにはMP-E65という5倍まで拡大可能な高価なマクロレンズがありますが、
私のスーパーマクロのコンセプトは、「金をかけずにスーパーマクロ」。
そして、その目標は、 「追いつけ、追い越せMP-E65」であります。
さて、スーパマクロはまず前玉外し改造ズームから始まりました。
前玉外し改造ズームマクロでの撮影 ダイセンシジミ |
しかし、倍率は1倍強で、かなりトリミングしなければ何の卵かわかりません。
ここで登場するのがスタックレンズです。
90mm+40mmリバースのスタックレンズで撮影 ダイセンシジミ |
フィールド撮影では今のところこの方法が最も効果的です。
伐採林で保護してきた卵がありますが、インドアだと他の方法が使えます。
コリメート撮影です。ファーブルミニ+デジカメという組み合わせです。
ここ2週間ほどいろいろと試してみました。
コンパクトデジカメのキャノンS90によるコリメート撮影 ダイセンシジミ |
そこでEOS7Dだとどうなるか。
EOS7D+90mmによるコリメート撮影 ダイセンシジミ |
さらに引延し機用レンズ75mmに取り替えると、
EOS7D+Fujimoto75mmによるコリメート撮影 ミズイロオナガシジミ |
エクステンションチューブを使うともっと拡大できそうです。
エクステンションチューブ12+20+36追加 アイノミドリシジミ |
今回の写真はすべてノートリミングで縮小のみです。
最初の米粒より小さな卵をここまで大きく写すことができました。
機材はすべて流用です。
今年のマクロ撮影の目標は達成できたといえるでしょう。