適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2013/08/18

ヤマトシジミの交尾プロセス(8/15)

チョウの交尾のシーンや交尾拒否のシーンはよく見ますが、そのプロセスを見ることは滅多にありません。
たまたまヤマトシジミを眺めていたらその一部始終を撮影できたので紹介します。

まずはオスがメスに近寄って横に並んで翅を小刻みに震わせます。
 翅を閉じている奥がメス、手前の青い翅がオス
メスは交尾拒否の場合には翅を広げます。一方何もしなくてじっとしている場合は、交尾OKのようです。すぐにオスは次の行動に移ります。
オスが腹端を伸ばしています 
オスは横に並んだまま腹端をU字に曲げて伸ばしメスの腹端へ持って行きます。
どうやら横に並んでこの体勢に持って行くことが重要な事のようです。
メスが翅を広げるとオスは横に並ぶことができないので交尾の体勢に持って行く事はできません。それが交尾拒否の意思表示であり、次のステップに進めなくしている事になります。今回は無事交尾成立です。
次第に向きを変えて行きます 
ほぼ一直線で無理のない体勢へ 
 廻ったので右がメス、左がオスになってます
くるっと廻ってよく見る交尾シーンとなりました。
ここまでの所要時間は1分とかかっていません。
滅多にお目にかかれないシーンだった訳です。
シジミチョウの仲間はみなこんなプロセスでしょう。
モンシロチョウなどは交尾拒否の場合、翅を開くのと同時に腹端を上にあげたりするので、若干ちがうかもしれません。

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