BCL-1580はエクステンションチューブ(EXT.Tと略)を使うことで改造なくマクロ撮影を実現できることを以前紹介しましたが、今回平面発光LEDを前面に直付することでワーキングディスタンスを確保し、大光量で照射できるよう改良しました。
改良といっても両面テープで貼り付けただけですが、これが前玉外しでマクロ撮影するフィーリングにもっとも近い感じになります。
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こんな感じにLEDを貼り付けた。 |
ワーキングディスタンス(WD)と撮影倍率は以下の通り。
EXT.T+10mm :WD=26mmで0.66X 横幅約25mmが写る
EXT.T+16mm :WD=16mmで1.05X 横幅約16mmが写る
EXT.T+10+16mm :WD=10mmで1.73X 横幅約10mmが写る
※ワーキングディスタンス(レンズ前面から被写体までの距離)
EXT.Tは10mmが一番使いやすい。
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定規を撮影。これを合成すれば大きさがわかる。 |
ちなみに露出はISO200でF8(固定)で1/250程度になります。
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さすがにF8は被写界深度が浅いので全てにピントは合わない。 |
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極小蛾なら被写界深度もほぼ満足できる、 |
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色合いもオートホワイトバランスでOK。 |
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大きな蛾は分割撮影して後で合成。 |
2センチを越えると撮影が難しくなるのが難点ですが、ボディキャップレンズとは思えない解像度で撮ることができます。
もう一つこのレンズの良い点は、飛翔写真にも使えること。
マイクロフォーサーズなのでカメラ自体が軽くて小さいし、このレンズも薄く軽いのでEOS7Dより格段に取り回しが良く、ピントさえ合えばかなり良く写ります。
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ヤマトシジミ やや小さめに写ります。 |
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これもヤマトシジミ |
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モンキチョウならこの大きさに写ります。ちょっとピントが甘い |
なんとなく万能ネイチャーフォトレンズの予感。
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