休日に青空が広がると絶好の飛翔写真撮影日和となります。
9月後半の飛翔写真です。
まずは10-17mmフィッシュアイズームによる撮影
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Parnara guttata イチモンジセセリ 10mmで撮影距離10cm |
レフ板使用で逆光でも萩の花は暗くなりません。シャッタースピード1/1600でも翅がブレているのは羽ばたきが早いのと撮影距離が近いからです。
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Lampides boeticus ウラナミシジミ |
正面横向きに飛んでいるのは♀。下方の後ろから追っかけているのは♂。
こういったシチュエーションでは飛び方が遅くなって方向も予測がつくので、撮影はやや楽になります。
普通はすばしっこくランダムに飛回るのでなかなか撮れません。
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Tongeia fischeri クロツバメシジミ |
これは10mmで距離5cm設定。トリミングありです。超広角で小さなチョウの飛翔を迫力ある写真にしたければ近寄って撮るしかありませんが、距離5cmはあまりにも近すぎて難易度が高すぎます。500カット撮った中でこの1枚がまともでした。
とにかく10-17mmズームでの飛翔写真は中型から大型種では非常にうまく行くのですが、小型種では苦労の割には分溜りが悪すぎるます。
ここで発想を変えてColor-Scopar20mmを使ってみる事にしました。
広角系で飛翔写真を撮り始めた頃使ってみたのですが、画角が狭くかなり難しかったので、使うのをやめていました。しかし飛翔撮影にも慣れてきたので結構行けるのではないか、10mmで撮影する時ほど近づかなくても同程度に撮れるのではないかと考えたのです。
以下20mmでの作例を何枚かアップします。
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Lampides boeticus ウラナミシジミ |
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Pseudozizeeria maha ヤマトシジミ |
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Tongeia fischeri クロツバメシジミ |
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T. fischeri 翅を開いていると地味すぎます。わずかに後翅の外縁に水色の斑点が見てとれます。 |
いずれの写真もトリミングしていますが、分溜まりは格段に良くなりました。
発色も良く、しっかり写ります。
撮影距離も10cmから50cmぐらいの間で調節しながら撮る事で中型、大型種でも自在に撮る事ができて、使えるレンズである事が確認できました。
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P. maha ヤマトシジミの交尾飛翔。♀が羽ばたき、♂はぶら下がっています。 これはノートリミング |
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Gonepteryx aspasia スジボソヤマキチョウ撮影距離40cm |
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Argynnis paphia ミドリヒョウモン 真下から見上げて撮影。撮影距離は20cm |
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Papilio machaon キアゲハ撮影距離は50cm |
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Argyreus hyperbius ツマグロヒョウモン 撮影距離は30cm |
ここからは望遠系での飛翔写真です。
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Parantica sita 高く舞うアサギマダラ 90mmで撮影距離は5mほど 白い斑紋が水色っぽく写っていますがこれが浅葱(あさぎ)色。名前の所以です。 |
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P. maha ヤマトシジミ 200mmで1.5m |
地上から30cm位の高さのローアングルで撮っていますがF5.6でも後ろがちょっとうるさい感じです。
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P. maha ヤマトシジミ 200mmで1.5m |
地面すれすれにカメラをセットしてやっとこのボケです。
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Gonepteryx aspasia スジボソヤマキチョウ 200mmで1.5m |
200mmでは飛ぶ瞬間をじーっと構えて待つのですが、これがなかなかつらい。
望遠系で背景をぼかしたいなら、バックの近い場所に何も無いアングルを選ばなければ行けません。ローアングルはその一つの手です。
止まっているチョウならばそう難しいことはないんですが。
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Libythea celtis テングチョウ 200mmでF5.6 撮影距離1.2m |
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