テングチョウも出てきました。 Tokina ATX107 17mm |
スジボソヤマキの8枚連写合成 ATX107 方向転換して風上へ向かっています。 |
スジボソヤマキの5枚連写合成 EF70-200mmF4L IS USM |
連写合成の解説は後日追記します。
---追記---
春先のスジボソヤマキチョウは日当たり具合にもよりますが、気温が12、3度になると枯葉の中から出てきて、ちょっと飛んでは休む、ちょっと飛んでは休むの繰り返しが多くなります。さらに気温が上がってくるとメスはオオイヌノフグリなどの花に来て吸蜜するようになります。さらに体調が整うと産卵行動をするようになります。
一枚目の飛翔連写写真はそんなシーンで、2枚目はオスがちょっと休んで飛び立つ場面です。
どちらも最初の2カットは翅を振り下ろして舞い上がってから巡行飛翔に移っていってます。単発の飛翔写真ならこの3カット目以降が自然な飛び方になるので狙い目はその辺でしょう。
撮影時に注意しなければならないのはシャッタースピードです。ブレないように1/1000は欲しくなります。絞りも開きすぎるとピントの合う範囲が狭くなってしまうのでf8は欲しくなります。どちらの条件もクリアできないならば多少画質を犠牲にしてもISO感度を上げるしかありません。 日中、太陽が出ている場合ならISO800で十分クリアできると思います。
ATX107は焦点距離10mmのフィッシュアイですが至近距離で撮っているのでf8でもピントの合う位置は3番目から4番目あたりしか合っていませんが、EF70-200は200mmで5m程度離れているので同じf8でも概ねピントが合っています。望遠レンズの方が被写界深度が浅いのは確かですが、撮影条件によっては広角レンズの方が浅くなる良い例です。
連写合成ですが、
フォトショップを使えば比較的簡単にできます。
要領はパノラマ写真を作るのとほぼ一緒です。
複数枚の連写写真をフォトショップで読み込んだら、ファイル->スクリプト->
ファイルをレイヤーとして読み込み... と進みます。
ここで「開いているファイルを追加」で全てのファイルを選択して、
この時「ソース画像を自動的に配置する」にチェックを入れます。
これで1つのファイルになるのと同時に背景がほぼ同じ位置になるように合成してくれます。一番最初のレイヤーの背景を残して後のレイヤーは蝶意外を消して、あとは不要な部分をトリミングすれば上の写真のようになります。
最後にレイヤーを統合していつもの単写真になります。
この自動的に配置する機能が強力で、手持ち撮影で撮影角度がズレていても強引に位置合わせをしてくれます。