適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2016/12/18

古い写真 (2016.12.18)

今日は一日中仕事だったので巡回は無しです。
仕事から帰ってきてから古い写真を引っ掻き回していたらチョウの写真が出てきた。
ライトボックスに乗せて撮影

日付は1991年となっていた。25年も前の写真で、このころはEOS620かEOS10というフィルムカメラでフジクロームのRDPというフィルムを使っていた。フィルムは1本36枚撮りで1200円位、現像が1000円だったと思う。月に10本は撮っていたから随分と金のかかる趣味だった。当時は希少植物を毎週撮りに行っていてチョウの写真は滅多に撮らなかった記憶があって、フィルム1本丸々チョウの写真というのは珍しい。
メスアカミドリシジミ 以外とよく写っている
ライトボックス上のスライドを50mmマクロで撮影しているので画質が悪くなっているが、フィルム上の画像は結構よく写っていて感心した。ただ今でも同じような撮り方をしているってことは腕はあまり進歩していないのかもしれない。
 こんなスライドが20000枚以上ある。めずらしい種が写っているかもしれない。






2016/12/11

Today's Satoyama (2016.12.11)

冬です。
天気はまずまずだがとにかく寒い。
いよいよ越冬卵探しの季節となりましたが、数が少なくてなかなか見つからない。
ウラゴマダラシジミ コケまで生えていて今年の卵か不明。

ハヤシミドリシジミ 前回と別 一部ダメージを受けているが生きているか心配。
もう少しじっくりと調べて廻らないと全容ははっきりしないけど、とにかく少ない。

ところで最近卵撮影で使っている機材を公開。
EOS M3+20mmリバースにLED照明

毎回少しづつ修正を重ねて現在はこんな感じ。
LEDは角形COB3個。約3倍の倍率で撮影するのでレンズの真ん中が写真に写っているくらい空いていればケラれることもない。周りのプラスチックリングはLEDの保護用で光るわけではない。
バッテリーはジャンプスタート用モバイルバッテリーを新調。これ1個でバッテリーの上がってしまった車もエンジンがかけられるし、スマホやPC  の緊急バッテリー充電器にもなるスグレモノ。12V出力もあるのでそれを利用している。
EOS7Dは重く、OVFはマクロ時にかなり暗くなってしまうので見辛い。その点EOS M3の
外付けEVFはローアングルにも使えるしピントが合わせやすくてマクロには良い。M5も出たが内蔵EVFはアングルファインダーにはならないのでこちらの方が格段に使い易い。






2016/12/04

Today's Satoyama (2016.12.04)

季節はもう冬に片足を突っ込んだ感じ。
午前中に仕事を片付けて午後から恒例の巡回をした。(最近土日仕事が多いのです)
昼頃までしっかり雲海になってましたが、昼頃には薄くなってきました。
暖かくて日差しがあったからかスジボソヤマキが一瞬出てきた。(ピンボケ失礼)
最近のオートフォーカスレンズはステッピングモーター仕様で最短と無限遠でピントリングが止まらない。オリンパスは全てのレンズ、キャノンは最近の廉価版はSTMというこの機構を採用しているが、フォーカスロックするまでピントをマニュアルで合わせられない。USMなら被写体にレンズを向ける間におおよその位置までピントを動かせるのに、全くもってイライラする。おまけにこういった煩雑なシチュエーションではオートフォーカスはまず効かない。とっさの場合はマニュアルフォーカスの方が良い。
 あまりにもイライラしすぎてつい長文になってしまった。

アカトンボがまだいた。
7ミリ位の小さなカミキリムシがいた。
フユシャクもついに出てきた。
今年もミスジチョウの越冬幼虫を発見。
ミズイロオナガシジミ今シーズン3個目落ちていたクヌギの枝で発見
カシワの枝でとりあえずハヤシミドリシジミ卵1個発見。
以外と少ないミヤマカラスシジミの卵 20mmリバースレンズは好調。






2016/11/27

最近のマクロ事情(2016.11.27)

雨で里山巡回できなかったので今回はマクロネタです。
レンズリバース20mmマクロはLEDを強化した。(発光ユニットを3個にしてみた)
絞りはF8が限界のようなのでこれでシャッタースピードがさらに稼げるようになった。
ミズイロオナガシジミの卵 f8で深度合成なし
11月に入ってから地面に落ちているクヌギの枝でミズイロオナガシジミの卵を2個見つけた。これは発見頻度としてかなり高い確率なので来年の成虫発生は例年並み以上かもしれない。
 この写真は20mmレンズをリバースアダプターでひっくり返してカメラに取り付けたもので、約3倍に写る。(CMOS上でのサイズ)
 直径は約1ミリなのでディスプレイで見る場合画面上で何ミリあるか測れば、その長さが
そのまま倍率になる。10ミリなら10倍、20ミリなら20倍ということです。
横から撮ってみた。これは深度合成あり
深度合成がなくても、そこそこピントが合っているが、横からだとさすがに何枚か合成しないと見栄えがしない。
 このレンズの強みはこうした写真を現地で手持ち撮影ができることであります。


一方等倍前後の拡大率だったら前玉外しの方が写りもよくて取り回しが効く。
カメムシを深度合成なしでf8で撮影
さすがにf8だと目にピントを合わせた時被写界深度は浅い。
この前玉外しレンズは深度合成もやりやすい写真が撮れるのが良いところ。

灯火撮影した蛾 立体的な形状なので翅全体にピントを合わせるには深度合成が必要。5枚合成
こちらは10枚合成してさらに色々といじくりまわしています。
越冬卵撮影はレンズリバース、等倍は前玉外しと準備が整ったところでいよいよ冬本番間近です。








2016/11/20

Today's Satoyama (2016.11.20)

タイトルの日付をまちがえていました。11/20です。
昼過ぎまで霧が立ち込めていた。

遊歩道も霧に煙り辺りは晩秋の趣。
ケヤキが今にも葉が落ちそう
霧が水滴となってまとわりつく。
住人のいなくなった蜘蛛の巣にも
これは撮ってて面白い
キアゲハの幼虫は脱皮したみたい。少し大きくなっている。ガンバレ、冬は近いぞ



2016/11/13

Today's Satoyama (2016.11.13)

朝は霧がかかっていた。
着いた時にはまだ余韻が残っていた

キアゲハの幼虫はまだ頑張ってました。 霧が水滴となって身体中についてます。

暖かくなってきて出てきたのはモンキチョウ
キチョウと出くわしてご挨拶
暖か日にはいろんな虫やら出てきます。
なんというハムシでしょうか
7ミリくらいのこの小蛾がたくさん出てました
ジグモがなんとなく可愛い リングライトが目にうまく写っています

そうそう、先週のオオムラサキの幼虫ですが、葉っぱの上からいなくなりました。
木から降りたようです。一方ゴマダラチョウの幼虫は未だに葉っぱの上にいます。
これは十中八九葉っぱとともに落ちるつもりですよ。


2016/11/06

Today's Satoyama (2016.11.06)

寒かったのでチョウは飛んでません。
オオムラサキの幼虫
オオムラサキの幼虫は2週前から全く動いていません。
色は緑色から茶色に変わってきています。
越冬の準備はできたようですが、木を歩いて降りていくのでしょうか。

ゴマダラチョウの幼虫
こちらのゴマダラチョウの幼虫のいる葉は枯れてしまっています。その中に幼虫がいるのですが、これまた全く動いていません。色もなんか変な感じ。生きているか心配です。
もう1匹のゴマダラチョウの幼虫
このゴマダラチョウは色がまだ変わっていません。でも、やはり止まっている位置は2週間前から一緒です。
ひょっとして葉っぱと一緒に落ちるつもりではないかと考えてしまいます。

通称パンダゾウムシ 前玉外し LED使用
同じく正面から 深度合成あり
カメノコテントウ 60mmマクロ LED使用
甲虫の中にはてんとう虫やこのゾウムシのように成虫越冬するのがいて寝ぐらを探してチョコチョコ出てくる時があります。

キアゲハの幼虫 60mmマクロ LED使用
キアゲハのまだ黒い若齢幼虫が何匹かいました。もう食べるものは実しかありません。
越冬は蛹ですがそこまで行き着けるのか心配です。ちょっと無理かな。
これはLEDリングライトを使って撮影してますが、色温度がどれぐらいかチェックしてみました。
ホワイトバランスをマニュアル設定した時とオートホワイトバランス
壁に張り付いているガを撮ってみました。実際の壁の色は左側が最も近い色をしています。このLEDライトは9000°Kあたりだということです。ただ、自然光とのミックス光の場合はその割合から色温度が変わってしまうので面倒なことになります。とりあえずオートにしておいて、ダメならマニュアルでその度に設定します。パーツが流用品なのでしょうがないです。







2016/10/30

Today's Satoyama マクロテスト (2016.10.30)

フィールドでのマクロテストです。

まずは先週から試している20mmレンズリバース。
EOS-M3+カラースコパー20mmリバースにLED
今年のウラキンシジミ卵 深度合成ありなし f8で撮影
トンボの顔アップ 撮影距離20ミリ程度 深度合成なし f22まで絞ると解像感が悪くなる
上下に2個COBタイプのLEDを貼り付けたが、色温度が微妙に違うためにカラーバランスがちょっと悪い。(表面の黄色い色が違う) それと倍率が高いので露出倍数も3、4段かかってくる。もう少し光量が欲しいのでユニットの増設と色合わせが必要だ。


次に40mm+エクステンションチューブにリングLEDの組み合わせ。
先週紹介したもの
40mm+エクステンションチューブ f8 1/1000 ISO800
これはLEDを使っているかわからないくらい自然な写りで、シャッタースピードを稼げるのと、陰とりに有効だ。


同じリングライトをオリンパス60mmマクロで使ってみる。
これはレンズフードの先端に52mmのフィルター枠が付けてあって、そこにリングLEDをはめている。

OLYMPUS 60mmマクロのレンズフード先端にリングライト装着 光量調節ユニットも付けてみた
アブ f5.6 1/125
キアゲハの幼虫 f8 1/180

オオムラサキの幼虫 まだ木を降りていません。F8 1/500
このレンズは良く写りますね。失敗が少ない。
このLEDライトの光は青味がかっているので、オートホワイトで修正できない時はフォトショップの出番となるが、20mmリバースのLEDよりはずっとマシ。








2016/10/23

Today's Satoyama マクロテスト (2016.10.23)

そろそろ冬のマクロ撮影の準備。今年は越冬卵撮影用機材の変更を余儀なくされた。
いつもの90mm+40mmスタックレンズの90mmレンズがこわれてしまったのだ。
そんなわけで今シーズンはスーパーマクロ用にカラースコパー20mmをリバースして使う予定でLED照明を取付けてフィールドで撮影テスト。屋外へ持ち出すとトラブルことがしばしばあるので実際に持ち出して使ってみないとわからないことがある。
マルバルコウソウ カラースコパー20mmリバース トリミング及び深度合成あり
ミヤマカラスシジミ卵 カラースコパー20mmリバースf8 深度合成なし
20mmのレンズリバースは前玉外しマクロより断然倍率は高いが、被写界深度は浅く絞り込むと解像度が悪くなる。そして90mm+40mmリバースのスタックレンズよりもレンズ内のゴミの映り込みが激しい。花の写真では深度合成で破たんしている部分があるし、後でかなりごみ取り修正している。スタックレンズより使い勝手が悪いので撮り慣れるまでまだ調整が必要だ。

前玉外しもLEDを換装したので光のあたり具合をチェック。
なんとかシギゾウムシだと思う(←おそらくクロシギゾウムシ) 前玉外しf16 深度合成なし
かなりいい感じで光が回っている。このレンズは近日公開。

今のLED照明はスーパーマクロ専用になっていて他のレンズでは使えないので、
ただいま汎用LEDリングライトを製作中。
かなりの光量が期待できそうで、これなら他のレンズでも使えそう。
テスト撮影が待ち遠しい。
製作中のリングライト こんな感じ