適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2015/02/08

マクロの伏兵 ボディーキャップレンズ BCL-1580 (2/8)

今年になってからマイクロフォーサーズ機のE-PL6を弄り倒している訳ですが、ボディキャップレンズのBCL-1580というのが、マクロレンズとして結構優秀である事がわかりました。

もっともそのままではマクロには使えないので、エクステンションチューブを使う事になります。

BCL−1580を付けたE-PL6とエクステンションチューブ
エクステンションチューブは純正品というものが存在しませんが、いろんなところから出ているので、適当に選びました。電子接点のあるものを選ばないと、普通のレンズでAFや絞りが効かなくなるので注意が必要です。

ワーキングディスタンスは短く、大抵の場合カメラで被写体が影になってしまいます。
残念ながらこのレンズにはフィルターねじがありません。

そこで、40.5-52mmのステップアップリングをレンズに貼付けました。
これで52mm径のフィルターが使えます
何が良くなるかというと、
こんな風にリングLEDライトが付けられます
クローズアップレンズも付けられます
ということで、準備が整ったので、試写に行って来ました。
ちなみにこのレンズ、絞りはf8固定で、電気接点は無いので、EXIFデータにレンズ情報は表示されません。
掲載写真はトリミングなしの縮小のみです。


ロゼット f8の被写界深度は浅い
小さな草の葉 後ろのボケは完全な円形絞りなのできれいです
クズの実のさや 繊細な毛もシャープに写っています
5mm程度のブヨ 倍率は10mmのエキステンションチューブを入れて0.7倍ぐらいです
別のブヨ デジタルテレプラスをONにすると2倍=1.4倍に写ります(これはフルサイズ換算で2.8倍)
コケ1 被写界深度が浅いとピントの持っていき方がむずかしいです
コケ2 ギンギンにシャープな訳でもなく柔らかなボケが実にきれいだと思います
毛虫がいると思ったら寄生蜂にやられた抜け殻のようです
毛の先端までちゃんと写ってます
ヨメナの綿毛
シモツケの実
オナモミの仲間の実
クヌギの樹皮に菌類?
最後にウラゴマダラシジミの卵
おもちゃ見たいなレンズ(カタログ上はアクセサリー扱い)ですが、これだけ写れば十分使えるレベルです。
今回はすべてエクステンションチューブ10mmを使っています。
16mmのものもあって、さらに10mm+16mmでも写す事はできましたが、ワーキングディスタンスは無いに等しいくらいに短いので、フィールドでの撮影では苦しいと思います。

これはとんだ見っけもんだったという報告でした。