ゴールデンウィーク中は松本市内の里山を巡回です。
概ね標高800m位までですが、その間見かけたチョウは、27種。
飛翔写真を中心に紹介します。
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アゲハチョウ(4/27) 放置された畑の隅に咲いていたモモの花にやってきていました。 |
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アゲハチョウ (5/11)咲き始めたヒロハコンロンソウで吸蜜。 |
アゲハチョウ
アゲハチョウ科と区別するために「ナミアゲハ」と表記することもありますが、
「並」とはかなり失礼な呼び方ですね。里山ではキアゲハの方が「並」です。
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キアゲハ(5/11) アゲハより黄色味が強い色をしています。 |
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羽化したばかりのキアゲハの後翅裏面のアップ 鱗粉がモザイク画のようできれいです。 |
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オナガアゲハ |
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クロアゲハ(左)とオナガアゲハ(右)(5/11) |
出会頭にほかの蝶とぶつかると、追いかけっこが始まります。そうして2匹で高く舞い上がってしまいますが、やがて元の蝶道に戻ってきます。
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ミヤマカラスアゲハ 美しい翅表が撮れなくて残念。(5/11) |
オナガアゲハ、クロアゲハ、ミヤマカラスアゲハはみな蝶道を林の開けた場所、ここでは遊歩道沿いに作って巡回飛行をしています。その蝶道に点在するツツジの花で蜜を吸っています。草の花に来ることは滅多にありません。
ですからここで待っていると何回も撮影のチャンスがやってきます。広角レンズで近づいてくるのを待ちます。
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ジャコウアゲハ(5/11) |
オナガアゲハにそっくりですが、首から腹端にかけて赤い線があります。出現する場所も
ちょっと違って川辺が多いのは食草がウマノスズクザだからです。
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飛翔 |
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ジャコウアゲハの♂どうしのバトル飛行 |
フワッとした飛び方が優雅です。2匹が出会うとこれまたバトル飛行が始まって高く舞い上がってしまうので、降りてくるまで撮影は一時中断です。
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春のチョウの代表格ウスバシロチョウ(5/11) |
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キチョウ(キタキチョウ)(4/27) |
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モンキチョウ(4/27) |
キチョウ(キタキチョウ)、モンキチョウはマメ科の草が食草です。
メスは産卵のために超低空飛行で産もうとする葉っぱを念入りに探しています。
まだ生えて間もない小さな草が好みのようで育ちの良い大きな草には目もくれません。
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モンキチョウの追尾飛翔(5/4) |
相変わらずモンキチョウは追尾飛翔をあちらこちらで見かけます。
望遠マクロで流し撮りの場合は背景が汚くならないように撮影位置に気を配ります。
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スジグロシロチョウ(4/29) |
「ちょうちょ、ちょうちょ菜の葉にとまれ・・・」童謡のイメージで菜の花畑にモンシロチョウが舞う姿を撮りたかったんですが、スジグロシロチョウになってしまいました。
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モンシロチョウ 吸蜜中の♀に言い寄る♂ |
モンシロチョウのメスは交尾拒否でシッポを上げることで有名ですが、しつこいオスにはそんなことはしなくて逃げの一手。
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ツマキチョウ♂(5/4) |
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ツマキチョウ♀(5/11) |
オスはメスを求めて長い距離を周回飛行します。しかも滅多に止まりません。
飛ぶスピードもかなりのもので、いつも走って追いかけながら広角マクロで飛翔撮影です。
一方この日のメスは優雅に花を巡って蜜を吸っていました。メスのほうが撮りやすいといえるでしょう。
>>>>> つづく