EOS7D導入1周年記念として去年を振り返りながら何回かに分けて飛翔写真をアップしてみたいと思います。
[飛翔写真撮影の始まり]
最初の飛翔写真は望遠撮影から始まりました。
ミヤマカラスアゲハ 2010.08.03 |
自由に動き回るカラスアゲハをフレーミングするのは難しく、このとき連写の威力を実感したのです。
そして、飛翔写真は撮れることを確信したのでした。
モンキチョウの卍飛行は以前紹介したとおりです。2010.08.28 |
吸蜜中のカラスアゲハのような大型種やモンキチョウの群れ飛ぶ場合は比較的スピードも遅く望遠でもなんとか写せますが、小型種の場合はそう簡単にはいきません。
ファインダーを覗いた瞬間にはもうどこにいるのかわからなくなってしまいます。
そこで花に止まっている蝶が飛び立つところを狙う方法を試みました。
この場合、連写しても意味ありません。2カット目にはもはやフレームアウトしていますから。
集中力勝負です。 そして成功したのがこれでした。
ミヤマシジミ 左のハチが飛び立つ引き金になりました。 2010.08.28 |
ミヤマシジミ ニラの花にピントを合わせひたすら待ちます。 2010.08.28 |
飛立つ瞬間を狙う次は待ち伏せ作戦です。蝶が来そうな場所にピントを合わせておいてひたすら待つ方法です。
予想通りに来てくれるとかなり良い感じに写ります。背景が省略できるフレーミングで待機します。
モンシロチョウ 自宅にて 2010.10.23 |
ヤマトシジミ 2010.09.14 求愛行動を仕掛けるオス。でも相手もオスでした。2010.08 |
☆ホウジャクもこのとおり 目がちょっと恐い。 2010.09.20 |
原っぱを舞うスジグロシロチョウ ちょっと引いて撮ってみました。2010.10.02 |
イチモンジセセリ ストローを伸ばし始めて吸蜜体勢です。 2010.11.03 |
アカタテハとイチモンジセセリ 同時に飛び出しました。 2010.10.11 |
ウラナミシジミ 目が合ってしまいました。 2010.10.11 |
蝶を撮っていてわかったこと、それは彼らは完全にこちらを認識しているということです。
鬱陶しいやつと思えば何処かへ飛んで行ってしまいますし、気にも留めてない場合は撮らせてくれます。
彼らを驚かさないようにすれば良いモデルになってくれます。
色んなパターンで撮るようになりましたが、望遠レンズでの飛翔写真には限界があります。
アップで撮ることで蝶の美しさは表現できますが、周囲の環境までは撮れません。
もっと広々とした空間を飛んでいる蝶を写したい。
そしてこのあと広角レンズを使うようになったのです。
---つづく---
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