今回も手持ち撮影でしたので、撮影条件を可能な限り合わせようとしましたが、完璧ではなく、微妙な差しか出なかったのです。
代りにといってはなんですが、改造マクロと50ミリマクロレンズの写真比較をアップします。
ここで、EF-50mmF2.5コンパクトマクロの説明をちょっとします。
このレンズは通常のマクロレンズと同じく接写から無限遠まで撮れるレンズですが、単体では0.5倍までの撮影しかできません。 それでコンパクトマクロというのかもしれませんが、等倍まで写すためにはライフサイズコンバーターという専用のコンバーターが必要です。
レンズとカメラの間に入れて使うんですが、これを入れると焦点距離が70ミリ、開放F値がF3.5になります。
つまりは1.4倍の専用テレコンバーターです。
ちなみにこのライフサイズコンバーターをほかのレンズで使うとエラーが出てシャッターが切れません。
かなり古い設計なので、インナーフォーカス、IS、USM、フルタイムマニュアルなんていう機能は一切ありません。
本体にあるのはAF-MFのスイッチとピントリングだけです。このAFはよく迷って、行ったり来たりジーコ、ジーコと音を立てます。
なので、接写の場合はほとんどマニュアルフォーカスで合わせます。
例によってモデルはヤマトシジミです。ノートリミングで縮小です。
改造マクロ(35mm側) f6.7、1/350、ISO1600 |
EF50mmF2.5コンパクトマクロ+ライフサイズコンバーター f6.7、1/180、ISO1600 |
これはレンズのせいではありません。
改造マクロのほうが、若干コントラストが高いでしょうか。
シャープさは同じにみえます。
ついでに
50mmマクロ VS ウルトロン40ミリ
別の場所で別のヤマトシジミ
50ミリマクロはコンバーター無し
ウルトロンはエクステンションチューブ12ミリを付けての接写です。
どちらも大きさを同じくらいになるようにトリミングしてから縮小しています。
EF50mmF2.5コンパクトマクロ f5.6、1/350、ISO1600 |
フォクトレンダー ウルトロン40mmF2+エクステンションチューブ12mm f5.6、1/1000、ISO1600 |
シャープさは50ミリの方が勝っていますが、全体の雰囲気はウルトロンも良い感じです。
さすがにマクロレンズを謳っているだけあって50mmコンパクトマクロの接写の解像度は
優秀です。しかし、改造レンズもそれに引けを取らずにがんばっています。
使わなくなったレンズがタダで再生して、純正マクロ並の描写力というのは、ある意味凄いことだと思います。
それからライブビュー撮影では意外にも改造レンズの方が使い易かったことを付け加えておきましょう。
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